【2025年最新】大手不動産会社ランキング！仲介実績件数・売上高別で紹介

不動産市場では、多くの大手不動産会社が活躍しており、どの会社が信頼できるのか迷ってしまう方も少なくありません。特に注目すべきは、売買売上や仲介実績です。本記事では、2025年最新の大手不動産会社ランキングをご紹介します。売上高ランキングと仲介件数ランキングの両方を掲載し、各社の実力や特徴を分かりやすく解説していきます。

 大手不動産会社の売上高実績ランキング

不動産流通推進センターが2025年4月に発表したデータを基に、各社の不動産業界における影響力や信頼性を測る指標として、売買の売上高を基準にランキングを紹介します。

これにより、どの不動産会社が最も多くの取引を手掛けているのか、また、どの企業が顧客からの信頼を集めているのかを明らかになります。

 第1位.三井のリハウス

三井のリハウスは、売買や賃貸で幅広いニーズに応える信頼の不動産サービスを提供し、特に売却において売主の要望に応じた多様な手法が特徴です。

担当者全員が宅建士で、チーム対応や現地調査など安心できる体制が整っています。

37年連続で売買仲介件数1位を誇る実績があり、土地売却や戸建て・マンション購入部門でも顧客満足度1位を獲得するなど、高い評価を維持しています。

第2位.東急リバブル

東急リバブルは、2023年に25,000件以上の売買仲介実績を持ち、業界2位の信頼ある不動産会社です。

スタッフの97%が宅建士資格を持ち、専門的なアドバイスが可能な点が魅力。

AIを活用した査定やデータ分析、迅速な売却サポートを提供し、顧客満足度も高く、売却や購入部門で上位にランクインしています。

豊富な経験と最新技術で、安心して取引を進められる点が東急リバブルの強みです。

第3位.住友不動産ステップ

住友不動産ステップ（旧：住友不動産販売）は、東京都新宿区に本社を置く住友不動産株式会社が運営する大手不動産サービスです。

物件の売却、購入、賃貸、土地探しなど、幅広いサポートを提供し、不動産投資に関するサービスも充実しています。

売却時の相場情報や購入希望者の条件を絞って検索できる機能があり、早期売却を促進する「ステップオークション」の導入など、効率的な売却体制を整えています。

2023年にも公益社団法人不動産流通推進センターのランキングで仲介取扱高3位を獲得し、その実績も評価されています。

第4位.野村の仲介＋

野村の仲介＋は、不動産売買、相続、シニア向け住み替えなど、幅広いサポートを提供する不動産会社です。

98店舗と少なめですが、ネット集客を活用し、顧客満足度向上に努めています。

2023年の取扱高でも4位にランクインし、取引実績は大手の中でも高評価。

オリコンの調査ではマンション購入部門で7位、戸建て売却部門で2位に位置づけられており、特に売却に関して信頼性が高い選択肢と言えます。

第5位.センチュリー21

センチュリー21は1983年に設立され、日本国内に994店舗を展開する大手不動産会社です。660万件以上の取引実績があり、地域密着型のサービスを通じて高い顧客満足度を誇ります。

特に、売却部門ではマンションが13位、戸建てが10位、土地が6位にランクインし、戸建てや土地に対する信頼性が高いことが特徴です。

専門知識を持つスタッフが税務や法律に関するアドバイスを行い、物件のプロモーションにも注力しています。

また、買取の場合は仲介手数料が不要で、コストを抑えた取引が可能です。

信頼性、規模、スタッフの質のバランスが取れたセンチュリー21は、安心して不動産取引を任せられる企業として高く評価されています。

第6位.三井住友トラスト不動産

三井住友トラスト不動産は、不動産流通業を専門とする企業で、開発・分譲、賃貸経営業、管理業、仲介業など多岐にわたるサービスを提供しています。

全国各地に支店を展開しており、アクセスの良さが魅力です。三井住友信託銀行グループに所属し、社員数は1,000人以上。大規模なネットワークにより、スムーズな取引を実現しています。

特に住み替えを考えている方には、迅速な不動産売却が可能です。

2023年のデータでは、仲介取扱高で5位にランクインし、信頼性の高いサービスを展開しています。

不動産の売却・購入だけでなく、幅広い相談ができる点でも高評価です。

第7位.三菱UFJ不動産販売

三菱UFJ不動産販売は、三菱UFJフィナンシャルグループに属し、首都圏を中心に信頼性の高い不動産サービスを展開しています。

2023年の仲介取扱高では6位にランクインし、信託銀行系不動産仲介会社として3位の実績を誇ります。

35店舗と店舗数は少ないものの、少数精鋭の体制で一人ひとりに丁寧なサポートを提供し、地域に密着したサービスが強みです。

不動産市場に精通したスタッフによる安心感のある対応が特徴です。

第8位.みずほ不動産販売

みずほ不動産販売は、みずほフィナンシャルグループに属し、多様な不動産サービスを展開する信頼できる会社です。

特に高品質な不動産売却に強みがあり、2023年の不動産売買仲介実績で3601件を達成し、7位にランクインしました。

全国に38店舗を展開し、信託銀行系の不動産仲介会社としては4位の位置づけです。

また、みずほ銀行との連携により、資金面でのサービスもスムーズです。

充実したサポート体制を持ち、瑕疵保証サービスも提供していますが、オリコンの顧客満足度ランキングにはランクインしていません。

ただし、過去の調査では高評価を得ており、顧客の信頼は厚いと言えるでしょう。

第9位.三菱地所リアルエステートサービス

三菱地所リアルエステートは、法人向け不動産売買に特化した専門性の高い仲介サービスを提供しています。

売主・買主の属性に応じた専門部署が対応し、賃貸管理や不動産鑑定など関連事業部門と連携して物件の価値最大化や最適活用に向けた付加価値サービスを提供しています。

また、売却検討者と仲介担当者・買取不動産会社を結ぶマッチングサイト「TAQSIE（タクシエ）」を活用し、希望条件に合った担当者とスムーズに取引できる体制を整えています。

 第10位.東宝ハウスグループ

東宝ハウスは1976年に創業し、40年以上にわたり首都圏で実績を積み上げてきた不動産仲介会社です。

豊富な経験を活かし、顧客に最適な物件を提案することに優れています。無借金経営を貫くことで健全な運営を実現し、ユーザーからの評価も高いです。

東京、神奈川、埼玉、千葉に19の関連会社を展開し、広範な情報ネットワークを活用して多様な物件情報を提供し、顧客の住まい探しを手厚くサポートしています。

90,000件以上の取引実績は信頼性を裏付けており、安心して仲介を任せられる存在です。

また、「住まい」に特化した仲介業務を強みとし、店舗ごとに異なる提案を行う独自のサービスも魅力です。

 第11位～の不動産仲介会社

11位から25位までの大手不動産仲介会社についても、売上高実績を基にしたランキング一覧を紹介します。

これにより、上位10社だけでなく、広く不動産業界での実力や影響力を把握することができます。

大手不動産会社の仲介件数ランキング

ここでは、不動産流通推進センターが発表したデータに基づき、大手不動産会社の仲介件数をもとにしたランキングをご紹介します。

仲介件数は、その会社がどれだけ多くの顧客にサービスを提供しているかを示す重要な指標であり、不動産市場での存在感を測る指標として非常に重要です。

第1位.三井のリハウス

第2位.東急リバブル

第3位.住友不動産ステップ

第4位.センチュリー21

第5位.野村の仲介＋

第6位.三井住友トラスト不動産

第7位.東宝ハウスグループ

第8位.積水ハウス不動産

第9位.大京穴吹不動産

第10位.住友林業ホームサービス

不動産仲介会社の選び方！ランキングだけで選ぶと損？

大手不動産会社のランキングを見ていると知名度が高いから安心と思いがちですが、実は注意点もあります。両手仲介や囲い込みのリスクを理解したうえで、自分に合った会社を選ばなければ、損をしてしまう可能性も出てきます。

大手を理由に選ぶと囲い込みの可能性が高い

大手不動産会社は取引実績も仲介件数も多く、知名度や安心感で選ばれやすい傾向があります。しかし、注意すべきなのが「両手仲介」と「囲い込み」です。
両手仲介とは、1社が売主と買主の双方を担当し、両方から仲介手数料を得る取引のことです。不動産会社側から見ると手数料収入が2倍になるため、積極的に狙いたい取引でもあります。両手仲介自体は違法ではなく、条件がうまく合えば自然に成立する場合もあります。
ただし問題は「囲い込み」と呼ばれる不正行為。

これは、他社から買主を紹介したいと問い合わせがあっても、あえて情報を遮断し、自社で買主を見つけるまで売却を止めてしまう行為です。

売主には知らせない不正行為のため、結果として「売れるチャンスを逃す」「不必要な値下げを迫られる」といった大きな損失につながる恐れがあります。

大手は取引件数が多い分、この囲い込みリスクも無視できません。

口コミを事前に調べる

囲い込みの被害にあわないためには、Googleマップに載っている利用者の口コミや、本記事で紹介している不動産会社ごとの評判を確認するのが有効です。

実際に契約した人の声は、公式サイトや営業トークでは分からない実態を映し出してくれます。

下記では利用者の顧客満足度も併せて紹介している記事です。

2025年8月31日 【2025年最新】信頼できる不動産会社ランキング25選！選び方や注意点を解説

地域密着型の方が情報が多いことも

意外に見逃せないのが、地域に根付いた中小の不動産会社です。

大手に比べると知名度は劣るものの、口コミで高い評価を得ているケースも少なくありません。その理由は、地元に特化している分、そのエリアの優良物件や掘り出し物情報を把握しているからです。
「この駅周辺で探したい」「エリアを絞って物件を見たい」という方には、地域密着型の会社を併用して検討するのもおすすめです。

売却を検討する人にとっても、「地域密着だと買い手が少ないのでは？」と心配される方がいますが、それは誤解です。不動産会社は必ずレインズ（指定流通機構）に物件を登録するため、囲い込みをしない限り、全国の仲介会社から紹介される仕組みになっています。むしろ地元の特性に詳しい担当者に任せることで、効率的に売却が進む場合もあります。

仲介手数料が安い不動産屋を選ぶ

さらに注目したいのは「仲介手数料」。大手は原則として法定上限いっぱい（売買価格の3％＋6万円＋消費税）を請求するのが基本で、割引はほとんどありません。

例えば4,000万円の物件なら、138万6,000円にもなり、思いのほか大きな負担になります。

一方、中小の不動産会社には、仲介手数料を最初から無料や半額にしているところもあります。
初期費用を抑えたい、少しでもコストを減らしたいという方は、こうした会社を選択肢に加えるのも賢い方法です。

下記に、仲介手数料無料の不動産会社ランキングをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

2025年5月16日 【2025年】仲介手数料無料の不動産会社ランキング15選！デメリットはある？【東京の賃貸・売買】

まとめ

不動産会社を選ぶ際は、単にランキングの順位や知名度だけで判断するのは注意が必要です。大手不動産会社は取引実績が豊富で安心感がありますが、両手仲介や囲い込みのリスクもあるため、売却や購入のチャンスを逃さないために口コミや評判を事前に確認することが重要です。

一方で、地域密着型の中小企業は、地元の優良物件に詳しく、仲介手数料も柔軟に設定されている場合があります。特定の駅周辺や地域に絞って物件探しをしたい場合には、こうした仲介業者も選択肢に加えることで、よりスムーズでコストを抑えた取引が可能です。

大手不動産会社を希望する方は、今回のランキングを参考にしつつ、売上や取引件数などの実績や口コミ評価を総合的にチェックしてください。最終的には、自分に合った信頼できる不動産会社を選ぶことが、満足度の高い不動産取引に繋がるでしょう。