オープンハウスはなぜ安い?坪単価や安い理由を解説


この記事を書いた人
小島 優一
宅地建物取引士

宅地建物取引士、2級ファイナンシャルプランニング技能士。生命保険会社にてリテール業務に従事した後、2014年に不動産仲介会社であるグランドネクスト株式会社を設立。 2021年より幻冬舎ゴールドオンラインにて不動産を通じて財産を守る、増やす、残す記事を連載している。 >> 詳細はこちらから

この記事のまとめ
  • オープンハウスの坪単価は40~65万円
  • オープンハウスはやばい?実際に立てた人の口コミ・評判まとめ
  • なぜ安い?オープンハウスの家が安い理由を解説

オープンハウスは「東京に、家を持とう。」というキャッチフレーズで知られる、東京都本社のハウスメーカーです。

首都圏や全国の都市部で分譲の一戸建て住宅やマンションを展開し、注文住宅や土地の買い付け、不動産投資など、住まいに関わる幅広いサービスを提供しています。

渡邊編集者渡邊編集者

特に、コロナ禍においても販売実績を伸ばしており、その理由の一つに「安さ」が挙げられます。

オープンハウスが他のハウスメーカーと異なり、なぜ低価格を実現できるのか、そのポイントは土地の仕入れから施工、標準装備に至るまで、一貫してコストカットを行っている点です。建売住宅も注文住宅も、可能な限り削減し安価で提供しています。

小島解説員小島解説員

坪単価の相場と比較しながら、オープンハウスの価格がどのように実現されているのかを解説します。また、一部で「やばい」と言われる口コミの真相についても触れています。

一生に一度の大切な家づくりで後悔しないために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

目次
  1. オープンハウスが安い理由は?なぜ安い?
  2. オープンハウスの坪単価は安い?競合と比較
  3. オープンハウスとは
  4. オープンハウスの坪単価に関する口コミ
  5. そもそも坪単価とは?
  6. オープンハウスの良い評判・口コミ
  7. オープンハウスの悪い評判・口コミ
  8. オープンハウスのメリット
  9. ープンハウスのデメリット
  10. オープンハウスで失敗しないポイント
  11. オープンハウスで実際に家を建てた人の評判・口コミ
  12. オープンハウスの展示場
  13. まとめ

オープンハウスが安い理由は?なぜ安い?

オープンハウスは独自のノウハウで土地を安く仕入れ、リーズナブルに一戸建てを提供していますが、なぜこんなに安くできるのでしょうか?

これは他のハウスメーカーにはないオープンハウス特有の取り組みがあるからです。

渡邊編集者渡邊編集者

他のハウスメーカーが同じ土地に建てると大きな費用がかかるような立地でも、オープンハウスでは比較的安価に提供できるというイメージがあります。なぜオープンハウスにはこのようなことが可能なのでしょうか?

オープンハウスはこれまで業界内ではだれもしてこなかった「狭小地に複数棟を建てる」という戦略が功を奏し、急成長した会社です。ここでは、オープンハウスが低価格を実現できる理由を5つに分けて解説します。

小島解説員小島解説員

オープンハウスが安い理由
  • 3棟同時建設で効率よく建てているから
  • スケールメリットによる仕入れコストを削減
  • セミオーダー方式を採用
  • 打ち合わせ回数が限定される
  • 土地の仕入れから販売までの一貫管理

低価格の理由1:3棟同時建設で効率よく建てているから

オープンハウスは、元々1つの土地に複数の住宅を建てる手法を得意としています。

特に、1つの土地に2〜3軒の住宅を同時に建設することで、大工の作業効率が向上し、コスト削減を実現しています。複数棟の同時施工により、資材の一括発注や運搬の効率化が進み、配送料などのコストも抑えられます。

この手法は他のハウスメーカーでも一般的で、特に3軒以上の建設が最も効率的であるとされています。2軒の建設でも、1軒だけの建設に比べてかなりの効率化が期待できます。

低価格の理由2:スケールメリットによる仕入れコストを削減

オープンハウスは業界の大手としてスケールメリットを活かし、優良な商品をリーズナブルな価格で調達しています。このスケールメリットは、キッチンやトイレ、洗面設備だけでなく、玄関ドアや窓、タイル、外壁など、すべての部品に適用されています。

MEMO

スケールメリット:大量の商品を一度にまとめて仕入れることで、仕入れコストを削減できる

低価格の理由3:セミオーダー方式を採用

オープンハウス・ディベロップメントが提供する住宅は、セミオーダー方式を採用しています。

MEMO

セミオーダー方式では、間取りの選択には柔軟性がありますが、設備や仕様は事前に用意された選択肢から選ぶ形式です。以下に、一般的な選択可能な範囲や自由度の一例を示します。企業によって異なるため、必ずしも全てが同じとは限りませんが、参考になるイメージです。

 
注文住宅 (フルオーダー)
セミオーダー住宅 建売
間取り自由 高い ある程度自由
床材 自由 4色から選択
外壁 自由 2種類から選択
引き渡し時期 長め 中間 早め
価格 高め 安め~中間 安め

低価格の理由4:打ち合わせ回数が限定される

オープンハウス・ディベロップメントでは、打ち合わせ回数が6回厳格に定められています。

打ち合わせ6回の内訳
  • 間取りの打ち合わせ:2回
  • その他の仕様や詳細に関する打ち合わせ:3回
  • 最終確認:1回

他のハウスメーカーと比較すると、例えば住友林業では打ち合わせ回数に制限がなく、口コミによれば15回程度の打ち合わせがあるとされています。また、積水ハウスでは20回以上の打ち合わせが行われることもあるようです。

多くの大手ハウスメーカーでは打ち合わせ回数に制限がありませんが、オープンハウスでは打ち合わせ回数を6回に制限することで、人件費を抑え、結果的にコスト削減を実現しています。

注意

なお、間取りの打ち合わせ回数を追加する場合、1回あたり追加料金が3万5000円かかります。

低価格の理由5:土地の仕入れから販売までの一貫管理

オープンハウスは、土地の仕入れから販売までを自社で一貫して管理しています。そのため、SUUMOなどの不動産ポータルサイトでオープンハウスの物件を見かけることはほとんどありません。時折見ることがあっても、それは主に売れ残りの物件である可能性が高いです。

特に首都圏では土地価格が高騰しており、例えば70平米の土地が1億円の場合、売買双方が支払う仲介手数料(3%)は300万円に達します。

オープンハウスが自社で手続きを行うことで、この仲介手数料を削減し、価格を大幅に抑えることが可能になるのです。

オープンハウスの坪単価は安い?競合と比較

一般的に好立地の土地ほど価格が高くなるため、坪単価については気になるところです。オープンハウスの公式な坪単価の発表はありませんが、一般的には40〜65万円程度とされています。

渡邊編集者渡邊編集者

ローコスト住宅の坪単価は通常30〜50万円程度なので、オープンハウスの価格は本体価格だけを見るとローコスト住宅に近いと言えます。

オープンハウスの坪単価が比較的安い理由は、土地の仕入れから販売までを自社で一貫して行うことで、余分な費用を削減しているためです。

このため、安価な坪単価を実現していますが、その分、標準装備の内容が手厚くないというデメリットもあります。デメリットについてもぜひ確認してみてください。

注意

オープンハウスがローコスト住宅と一概に言えない側面もあります。特に、オープンハウスは都心部の狭小地(10〜30坪)を主に対象としており、狭小地での建築は一般的に3割程度高くなる傾向があるため、その点も考慮する必要があります。

競合ハウスメーカーの坪単価比較

オープンハウスの規模を持つハウスメーカーでは、一般的に坪単価が約80万円程度です。そのため、オープンハウスは競合のハウスメーカーと比較すると、より低価格で住宅を提供していることが分かります。

特に、オープンハウスは首都圏や地方都市部を施工エリアとしているため、坪単価を基準に評価すると、「利便性の高い好立地で、一戸建てを適正価格で購入できるハウスメーカー」と言えるでしょう。

ハウスメーカー 坪単価 構造
オープンハウスのロゴオープンハウス 40〜65万円 木造
桧家住宅のロゴの画像桧家住宅 50~60万円 木造
セキスイハイムのロゴの画像セキスイハイム 65〜85万円 木造 鉄骨
積水ハウスのロゴの画像積水ハウス 50〜80万円
軽・重量鉄骨 木造
へーベルハウスのロゴの画像ヘーベルハウス 85〜110万円
鉄骨 コンクリート
一条工務店のロゴの画像一条工務店 50〜80万円 木造
パナソニックホームズのロゴの画像パナソニックホームズ 65〜85万円 鉄骨
住友林業のロゴの画像住友林業 70〜100万円 木造
住友不動産のロゴの画像住友不動産 80〜100万円 木造
三井ホームのロゴの画像三井ホーム 75〜90万円 木造
ハウスメーカー 坪単価 構造
45〜70万円 木造
ミサワホームのロゴの画像ミサワホーム 80〜90万円 木造
タマホームのロゴの画像タマホーム 45〜50万円 木造
大和ハウスのロゴの画像大和ハウス 70〜80万円 木造 鉄骨
アイフルホーム 40〜60万円 木造
日本ハウスホールディングスのロゴの画像日本ハウスHD 60〜70万円 木造
トヨタホームのロゴの画像トヨタホーム 40〜100万円 木造 鉄骨
50〜90万円 木造
住宅情報館のロゴの画像住宅情報館 50〜65万円 木造
アキュラホームグループのロゴの画像アキュラホーム 50〜95万円 木造

渡邊編集者渡邊編集者

オープンハウスの坪単価が安い理由について理解したところで、実際に家を建てた場合の価格が気になります!

では次に、オープンハウスで家を建てる際の本体価格と、工事費用や手数料を含めた総額の費用についてご紹介します。

小島解説員小島解説員

これらの追加費用も考慮に入れる必要がありますので、しっかり確認しておきましょう。

坪数 本体価格※1 建築総額※2
25坪 (約83㎡) 1000万円~1625万円 1,333万円~2,167万円
30坪 (約99㎡) 1,200万円~1950万円 1,600万円~2,600万円
35坪 (約116㎡) 1,400万円~2,275万円 1,867万円~3,033万円
40坪 (約132㎡) 1,600万円~2,600万円 2,133万円~3,467万円
45坪 (約149㎡) 1,800万円~2,925万円 2,400万円~3,900万円
50坪 (約165㎡) 2,000万円~3,250万円 2,667万円~4,333万円

※1:本体価格₌坪単価 × 坪数 ※2:建築総額は別途費用が本体価格の25%程度として算出

オープンハウスとは

オープンハウスの公式サイトの画像
社名
株式会社オープンハウス
代表者
代表取締役社長 鎌田和彦
従業員数
4,092名(2021年9月末時点)※連結
電話番号 03-6213-0775
住所
東京都渋谷区渋谷一丁目13番9号
資本金 10,000万円
事業内容
不動産売買の代理・仲介事業 新築戸建分譲事業 マンション・ディベロップメント事業 不動産投資事業 不動産金融事業 前各号に付帯関連する事業(グループ)
公式サイト

1996年に創業したオープンハウスは、不動産業界の中でも急成長を遂げているディベロッパーです。創業からの9期連続で売上高と利益を更新し、22年目には国内の不動産会社の中でトップ7に入るなど、その勢いは「やばい」と評されています。

国内のみならずアメリカにも不動産事業を展開し、フォーブスが発表した「アジアの優良上場企業50」にも選出されるなど、国際的にも注目されています。

渡邊編集者渡邊編集者

コロナ禍の中でも販売戸数を着実に伸ばし、創業から30年未満で業界トップクラスの住宅販売実績を誇ります。

近年ではM&Aを活発に行い、首都圏での販売実績がトップクラスとされています。グループ会社も複数存在し、注文住宅や建売などに関わる主要な企業をピックアップして紹介します。

小島解説員小島解説員

オープンハウス・ディベロップメント|開発・仕入れ

新築一戸建てや新築マンションの開発・仕入れを手がけているのがオープンハウス・ディベロップメントです。

首都圏での販売戸数がトップクラスであるオープンハウスの成功の背景には、オープンハウス・ディベロップメントの累計建築棟数が2021年時点で190,000棟、年間約3,900棟という実績があります。

キャッチフレーズ「東京に、家を持とう」の通り、首都圏や全国の都市部で一戸建てを建てる際には、建物だけでなく土地の費用も大きな要素となります。

オープンハウス・ディベロップメントが高い実績を誇る理由には、次の特徴が挙げられます。

オープンハウスの特徴
  • 独自のノウハウで土地を有効活用し、よりリーズナブルに提供している
  • ペンシルハウスを基本とし、狭小な土地でも一戸建て住宅が建てられる
  • 空間を最大限活用した広い居住空間を作る
  • 年間販売戸数の多さ=大量の材料仕入れでコストダウンを図る
  • 工程管理で人員の配置をコントロールしコストダウンを図る

このように、家づくりにおいて不要なコストを徹底的に削減していることが、オープンハウス・ディベロップメントの販売実績の向上に繋がっていると考えられます。

オープンハウス・アーキテクト|施工

オープンハウス・アーキテクトは、注文住宅、建売住宅、マンション、ビルの建築を手がけるグループ会社です。注文住宅においては、一般的な「組み合わせ設計型」ではなく、ゼロから設計する「フルカスタム型」を提供しています。

通常、ハウスメーカーは施工管理を外部の工務店や施工会社に委託しますが、オープンハウス・アーキテクトは自社で施工管理を行っているため、中間マージンや広告費を削減しています。

MEMO

この一貫した自社管理により、情報共有や工程管理が確実に行われ、信頼性が高い点も大きな特徴です。

不動産管理業や不動産投資、銀行代理業のグループ会社もある

オープンハウスは、新築一戸建てやマンションだけでなく、不動産に関連するあらゆる事業を展開し、各グループ会社と連携して運営しています。この包括的なアプローチがオープンハウスの大きな特徴です。

また、オープンハウスはSDGsにも積極的に取り組んでおり、「普通に働く人が都心部で住宅を持てる日本を次世代に残す」ことをグループミッションに掲げています。

渡邊編集者渡邊編集者

2021年8月には金融事業に参入し、話題を呼びました。

オープンハウスで住宅を購入した方を対象に、専用の口座開設や提携住宅ローンの利用、光熱費などの口座振替サービスを提供しています。これにより、住宅購入者の暮らし全般を支えることを目指しています。

オープンハウスの坪単価に関する口コミ

渡邊編集者渡邊編集者

オープンハウスで注文住宅を検討または契約した方々は、坪単価についてどのように評価しているのでしょうか。

実際のユーザーの口コミをもとに、その評価を見ていきましょう。

小島解説員小島解説員

オープンハウスの坪単価に関する口コミ
  1. 狭小住宅だからこそ坪単価は高く感じやすい
  2. 訳ありで坪単価が安い
  3. 同じ坪数なのにオープンハウスだと安くできるから不思議

狭小住宅だからこそ坪単価は高く感じやすい

こちらの情報は、坪単価が40万円以下ではなく、50万円以下が正しいとのことです。狭小住宅は通常、坪単価が高くなりがちなので、その点を理解しておくことが重要です。

訳ありで坪単価が安い

道路に面していない場所に建てられた家は、坪単価が比較的リーズナブルに見えることがありますが、接道がない物件は再建築が難しく、将来的に売却する際にも困難が予想される点を考慮することが重要です。

同じ坪数なのにオープンハウスだと安くできるから不思議

自宅の近くに同じくらいの広さで安く売りに出された土地について、坪単価がなぜ自宅よりも安いのか不思議に思うツイートです。

道路が大通りに面している点もそうですが、オープンハウスの仕入れ力の違いが現れているのかもしれません。

そもそも坪単価とは?

坪単価は、住宅の建築費用が高いか安いかを判断するための有効な指標です。また、住みたい土地の坪単価を把握することで、自分の予算に合わせた物件選びが可能になります。

坪単価とは、家を建てる際に1坪あたりどれくらいの費用がかかったかを示すもので、通常は「本体工事費÷延べ床面積」で計算されます。ただし、住宅の建築には建物本体以外にも外構工事やエアコンの設置、住宅ローンの手続き費用など、さまざまな追加費用がかかります。

MEMO

坪単価は、あくまで本体工事費を基準に算出されるため、外構や手続きなどを含めた「総額工事費」とは異なります。

さらに、ハウスメーカーによって坪単価の計算方法が異なる場合があります一般的には延べ床面積で算出されることが多いですが、一部のハウスメーカーではベランダやテラスを含めた「施工床面積」を基準にすることがあります。

渡邊編集者渡邊編集者

また、カーテンや照明などの内装費用を本体工事費に含めて坪単価を算出するメーカーもあります。

そのため、坪単価を見ただけで判断するのではなく、担当者に詳細な算出方法や含まれる費用についてしっかり確認することが重要です。これにより、実際の費用感を把握し、適切な予算設定や物件選びができます。

小島解説員小島解説員

オープンハウスの良い評判・口コミ

これまで坪単価に関連する情報を中心にご紹介しましたが、ハウスメーカーを選ぶ際の基準は個々のニーズや重視する点によって異なります。坪単価だけでなく、家の性能やアフターサービスを重視する方も多いでしょう。

そのため、オープンハウスの注文住宅を検討した方々の中で、良い印象を持っている方々の口コミを紹介したいと思います。

オープンハウスの良い評判・口コミ
  • 土地の仕入れは業界最強
  • 営業力の強さもオープンハウスならでは
  • 条件に合う物件を見つけてくれた
  • 対応の早さに驚き

土地の仕入れは業界最強

同業界の専門家からは、オープンハウスの土地仕入れに対して「手も足も出ない」といった声が複数聞かれます。

オープンハウスはその土地仕入れの強みを生かし、業界内での影響力を高めています。さらに、プレサンスコーポレーションは2020年にオープンハウスと資本業務提携を結んだマンションデベロッパーであり、この提携によって両社の協力関係が強化されています。

営業力を支える報酬体系が素晴らしい

オープンハウスの営業力は、その“攻め”の姿勢が一つの特徴です。

情報収集のために足を運び、顧客にピンポイントでアプローチするなど、成果を上げるために徹底的に行動しています。

このため、営業手法に対しては賛否が分かれることもありますが、多くの顧客からは「親切だった」「先回りして提案してくれた」といった良い評価を得ています。

縁はなかったけど信頼できる

こちらもオープンハウスのスタッフに関する口コミですが、お断りの連絡をしたにも関わらず、顧客を気遣う一言が嬉しかったという意見があります。

ハウスメーカーとは家を建てた後も長い付き合いが続くため、気持ちよくお付き合いできる点は非常に重要なポイントと考えられます。

条件に合う物件を見つけてくれた

https://twitter.com/piyomaru763/status/1406120232670969856?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1406120232670969856%7Ctwgr%5E1acb5dedb7fcb8d3feefb0d64397c42afb6d5953%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fgrand-next.jp%2Fjournal%2Fopenhouse-unitprice

土地選びの条件が限られていても、オープンハウスの豊富なノウハウを活かすことで、良い物件に出会える可能性が高くなります。

これは、不動産事業を幅広く展開しているオープンハウスならではの大きなメリットです。

対応の早さに驚き

対応のスピード感には賛否がありますが、契約後も迅速な対応がなければ良い印象は持たれません。しかし、条件の良い物件を多数仕入れ、公開している点はオープンハウスの大きな魅力です。

オープンハウスの悪い評判・口コミ

オープンハウスの悪い評判・口コミ
  • 人の土地を平気で掘削してくる
  • 無理やりアポ取付られそうになった
  • 営業電話の多さとおとり物件
  • 契約後の対応がずさん
  • 注文住宅を建てたがアフターケアがなく後悔
  • 担当営業が若くて知識が無いので不安

営業力の高さや対応の迅速さ、多様な条件に対応した物件の豊富さなど、オープンハウスには業界大手ならではの多くのメリットがあります。

しかし、その一方で、大手ならではの理由で悪い印象を持つ口コミもいくつか見受けられます。

人の土地を平気で掘削してくる

オープンハウスの強みは、訳あり物件も積極的に仕入れ、リーズナブルな価格で提供する点です。

そのため、土地の確保や整備のために近隣に迷惑をかけているケースがあり、オープンハウスの管理体制が問われることになります。

無理やりアポ取り付けられそうになった

https://twitter.com/study__archi/status/1802775465993855273

攻めの営業を地で行くオープンハウスなので一分一秒も無駄にせず勧誘をしてきます。アポの話になる前に切り上げる、強引にでもその場を立ち去る心の強さが必要になります。

相手もそうした去られ方は何十回も経験して慣れていると思いますので遠慮することはないでしょう。

営業電話の多さと囮物件

オープンハウスの特徴である積極的な営業アプローチが、逆に悪い印象を与えることもあります。特に、頻繁な電話や不適切な時間帯の連絡に対するクレームが目立つようです。

また、掲載されている物件がすでに成約済みであることが多いとの指摘もあります。

その際には、顧客に寄り添い、代替の物件を提案するなどの対応が求められるため、顧客対応の質を見極めるポイントとなります。

契約後の対応がずさん

オープンハウスは営業力が強みですが、契約後の対応について不満の声もあります。顧客にとって契約は終わりではなく、むしろスタートであることを意識する必要があります。

担当者の個別の問題とされるかもしれませんが、後悔を避けるためには、信頼できる担当者をしっかり見極めることが重要です。

注文住宅を建てたがアフターケアがなく後悔

オープンハウス・アーキテクトが公表している「アフターメンテナンス後のお客様満足度」は98%ですが、これはアフターメンテナンスが完了した後の話です。

人員不足を理由にアフターケアが不十分になると、信頼性に関わる問題が生じる可能性があります。後悔しないためにも、契約前にアフターケアの対応について十分に確認し、強く確認しておくことが重要です。

担当営業が若くて知識がないので不安

担当営業が未熟で知識が無いと一生に一度の家づくりのパートナーとして不安になりますね。この方は不安要素が多く結局断念されたそうです。

特に人の入れ替わりの激しい不動産業界ですので、オープンハウスに限ったことではありませんが、もし不安を感じるのであれば担当者替えを依頼しても良いと思います。

オープンハウスのメリット

渡邊編集者渡邊編集者

坪単価や口コミの情報が揃いましたので、オープンハウスがどのような方におすすめかをまとめる前に、口コミに左右されないオープンハウスのメリットとデメリットをさらに掘り下げて確認するのも重要ですよね。

ええ、オープンハウスの特徴をしっかりと理解し、より詳しい情報をもって適切な判断をしていきましょう。

小島解説員小島解説員

オープンハウスのメリット
  1. 建物は原価に近い価格で提供
  2. 独自の地盤保証システム
  3. 第三者のサポート付きアフターサービス
  4. 共働き世帯にこそぴったり

建物は原価に近い価格で提供

オープンハウスは首都圏や全国の都市部で幅広く展開しており、特に建物を原価に近い価格で提供している点が大きなメリットです。たとえば、5,000万円で販売されている一戸建て住宅では、土地代が3,500万円、建物代が1,500万円という内訳になっています。

MEMO

オープンハウスは価格がつきにくい土地も積極的に確保しているため、相場よりも低価格で戸建て住宅を購入することが可能です。

独自の地盤保証システム

オープンハウスは、いわゆる“訳あり”な土地も取り扱っており、その際には累計14,000棟の実績を持つ支援機構が地盤調査の保証判定を実施しています。万一のトラブルに備えて、最高5,000万円、最長20年間の保証が付くのが特徴です。

渡邊編集者渡邊編集者

また、地盤解析と改良工事を分けた専門会社による客観的なデータに基づく地盤調査を行っており、安全性に対する不安を感じる方にも安心していただけます。

第三者のサポート付きアフターサービス

法律では、住宅の引渡し後10年間は瑕疵保証が義務付けられています。

MEMO

瑕疵保証とは、基礎や柱、梁などの構造的に重要な部分や、屋根や外壁など雨水の侵入を防ぐ部分に対する保障です。

オープンハウスでは、この法律に基づく瑕疵保証に加えて、住宅瑕疵担保責任保険を導入しています。この保険により、第三者のサポートを受けることができ、10年間の保障をさらに確実なものにしています。

共働き世帯にこそぴったり

オープンハウスの家は、好立地に位置し、三階建ての狭小住宅という特徴があります。狭小住宅には日当たりの悪さなどのデメリットもありますが、日中に家を空けがちな共働き世帯には、日当たりの問題がそれほど影響しないかもしれません。

好立地にあるため、職場へのアクセスが非常に良好で通勤時間を削減して家族と過ごす時間を増やせます。子供がいる共働き世帯には特に適した選択肢と言えるでしょう。

小島解説員小島解説員

ープンハウスのデメリット

オープンハウスの提供する原価に近い建物価格や好立地の一戸建て住宅には、多くの魅力がありますが、安価な理由には見逃せないデメリットもいくつか存在します。

特に、建物や土地に関するデメリットについて詳しく見てみましょう。

オープンハウスのデメリット
  1. ZEH実績がない
  2. 耐震・耐振装置が標準装備ではない
  3. 将来的に地価が下がる可能性も
  4. 老後に向かない

ZEH実績がない

ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)は、光熱費の削減や電力の蓄積が可能で、さらに補助金が受けられるため、新築一戸建てを購入する際に検討する人が多いです。

年々ZEHの実績を積み上げているハウスメーカーが増えてきましたが、オープンハウスは2021年時点でZEHの実績がありません。

渡邊編集者渡邊編集者

オープンハウス自身はZEHの普及に向けた取り組みを行っていますが、現時点での実績不足は大きなデメリットといえるでしょう。

耐震・耐振装置が標準仕様ではない

災害時の家屋倒壊を防ぐためには、耐震・耐振構造のしっかりした一戸建て住宅が理想です。オープンハウスの一戸建て住宅には地震に耐えうる基本的な構造が採用されていますが、耐震・耐振装置はオプション扱いとなっています。

耐震・耐振装置は、住宅の制振性能を強化するためのもので、揺れを吸収したり、変形を抑えたりする大きなメリットがあります。しかし、これがオプションとして提供されているため、装備を希望する場合は追加の選択が必要です。

将来的に地価が下がる可能性も

オープンハウスの一戸建て住宅は、首都圏や都市部の好立地が大きな魅力です。高地価の物件であるため、将来的に投資や売買を検討する人も多いでしょう。

ただし、地価は変動するものであり、最近ではテレワークの普及により、都心にこだわらず郊外に住む人が増えています。このため、将来的に地価が下がる可能性も考慮する必要があります。

老後に向かない

オープンハウスの一戸建て住宅は、好立地にあり日常生活環境が非常に恵まれています。しかし、基本的に三階建ての狭小住宅が多いため、老後の生活にはあまり適していません。

注意

三階建てならではの階段の上り下りの増加や、1階と3階の温度差などが、老後の生活に影響を及ぼす可能性があります。

オープンハウスで失敗しないポイント

渡邊編集者渡邊編集者

オープンハウスの口コミやメリット・デメリットを十分に把握できれば、決定がしやすくなりますね。

その通りです。デメリットを把握した上でオープンハウスを選ぶなら、それらのデメリットを少しでもメリットに変える工夫が必要です。そこで、オープンハウスでの失敗を避けるためのポイントを3つまとめてみました。

小島解説員小島解説員

オープンハウスで失敗しないポイント
  • 建売住宅と注文住宅の違いを理解する
  • オプションでより住み心地の良い家にする
  • 施工現場に足を運ぶ

建売住宅と注文住宅の違いを理解する

オープンハウスは、基本的に建売住宅を中心に取り扱っています。建売住宅は注文住宅に比べて価格が抑えられ、こだわりが少ない人には選びやすい選択肢です。しかし、その分、間取りの自由度が限られ、家の質感に満足できないこともあります。

一方、オープンハウスの注文住宅は、建売住宅をベースにカスタマイズする形で提供されます。

このため、ゼロから全てを設計する必要はなく、ある程度のこだわりを持った家を建てることが可能です。

MEMO

建売住宅で満足できるか、あるいは注文住宅で自分の理想を追求するかをしっかり検討することが重要です。

オプションでより住み心地の良い家にする

オープンハウスの住宅は、断熱性や耐震・耐振性が最低限の仕様に留まっているため、他の競合物件と比べると物足りなさを感じるかもしれません。トータル費用を考えると、住んでからのリフォームよりも、最初にオプションで住宅の性能を向上させる方が効率的です。

ちなみに、オープンハウス・アーキテクトが発表している「選んで良かったオプションベスト10」では、第2位に「耐震装置を追加した」、第6位に「断熱性能を強化した」が選ばれています。自分のこだわりに合わせて、オプションの選定と費用のバランスを調整することをおすすめします。

小島解説員小島解説員

施工現場に足を運ぶ

口コミにもあるように、施工現場での対応に不満を持つ人が少なくありません。住宅建築は最終的には「人」によるものなので、対応の質にはばらつきがあることも理解しておくべきです。対応が不十分で近隣住民との関係が悪化するのは避けたいものです。

また、施主自身が施工の進捗や品質を確認することも重要です。

渡邊編集者渡邊編集者

施工が不十分であったり、雨天時に適切な養生がされていなかったりする事態を防ぐためには、現場に何度も足を運ぶことが必要です。

オープンハウスで実際に家を建てた人の評判・口コミ

オープンハウスで家を建てた・購入した人の評判・口コミ
  1. 対応に時間はかかるが住み心地には満足
  2. 第三者の対応に安心して任せることができた
  3. 引渡し後に発覚した施工ミス

対応に時間はかかるが住み心地には満足

大変でしたが、住んでみるとなかなか快適です。 先日の避難勧告が出るほどの大雨の時「雨漏りしたらどうしよう・・・」と、とても不安でずっと天井を眺めていましたが特に問題ありませんでした。 床の軋みもなく、気密性が高いようで今の時期は全部屋ちょっとエアコンを付ければ暖かさが保てて快適です。 ここまで来るのに、内見・ローン審査・土地契約・設計打ち合わせ・建物請負契約・施工・完成後のゴタゴタで約2年かかりましたが、建物も手抜きなく(第3者の検査会社に依頼しました)ご近所さんにも恵まれて総合的に満足です。

引用:e戸建て

契約後の対応に対しては不満を感じたものの、住宅そのものの性能や住み心地には満足している様子です。高い気密性が確保されているため、エアコンの効率が良く、光熱費の節約にもつながっています。

第三者の対応に安心して任せることができた

念のため建物が完成するまでの間、心配だったので個別に住宅審査を依頼して、第三者のプロに調査していただきました。 全ての工程を写真に撮って、直接大工さんや業者さんとやりとりしてもらいました。 結果的に、何の問題もなかったので良かったです。

引用:e戸建て

オープンハウスの担当者ではなく、施工や調査を担当する業者と直接やり取りをすることで、本来見落としがちな不備にも気づけた様子です。

その指摘に対してオープンハウス側も迅速に対応してくれたため、総合的には満足しているとのことです。

引渡し後に発覚した施工ミス

玄関前の階段の施工漏れ、お風呂の蛇口が逆で取り付けた状態で引き渡されました。 後日玄関の階段については追加で施工していただきましたが、玄関の白い壁にアスファルトらしいものが飛び散った状態でした。ウェットティッシュで自分で拭いてとりました。 またお風呂の蛇口については、1年後の点検でこちらから念の為確認して発覚。直してはもらいましたが、そもそも引き渡しや工事完了時に気づかないものなのか、すごく疑問です。

引用:e戸建て

こちらは、施工の甘さについての残念な体験談です。

点検で対応してもらえても、引渡し前の最終チェックが緩いと住宅の質が低下してしまいます。そのため、前述の体験談のように、第三者による調査を依頼するのが良いと言えます。

オープンハウスの展示場

最後に、オープンハウス(オープンハウス・アーキテクト)の常設展示場について紹介します。

展示場名 住所
所沢展示場 埼玉県所沢市若狭3丁目2353-1
幕張展示場 千葉県千葉市花見川区5丁目417-7 幕張ハウジングパーク内
相模原展示場 神奈川県相模原市中央区向陽町1-17 No.4 相模原住宅公園
藤沢展示場 神奈川県藤沢市辻堂新町4丁目2 tvkハウジングプラザ藤沢内
立川展示場 東京都立川市泉町935-1
三鷹展示場 東京都三鷹市大沢3丁目2-37 ハウジングプラザ三鷹(第1会場)内
練馬展示場 東京都練馬区谷原5丁目28-30

住宅展示場とは異なり、渋谷にあるショールームでは実際の空間や間取りをリアルに体感できます。

このショールームは基本的に成約後の打ち合わせに利用されますが、外壁やカーテンなどのサンプルも豊富に揃っており、カタログでは伝わりにくいリアルな様子を確認することができます。

まとめ

オープンハウスの坪単価は決して激安とは言えませんが、建物の費用は原価に近く、利便性の高い都心や都市部で家を持つという大きな魅力があります。他のハウスメーカーにはない特長です。

ただし、性能や施工に関する不満の声もあります。

しかし、オプションで基本性能を向上させたり、第三者による徹底的な調査を行ったりすることで心配はある程度減らせるのではないでしょうか。

オープンハウスの一戸建て住宅を検討している方は、事前に確認すべき項目をしっかりまとめた上で進めることをお勧めします。

小島解説員小島解説員