住友不動産販売がやばいって本当？評判は悪い？大量退職の真相

まとまった資金を手に入れたい、環境の変化がきっかけでなど、さまざまな理由から不動産物件の売却を考える方が増えています。

住友不動産販売という企業の特徴、実際に利用された方々の口コミ、仲介手数料の詳細、さらに同社での売却におけるメリットや注意点についても触れていきます。

担当営業の対応が厳しいという声や、やばいやひどいといった評判があるのかどうか、実際に体験した方々の意見も紹介していきます。

住友不動産販売はやばい？評判（悪い口コミ）

それでは、実際に住友不動産販売を利用された方々から寄せられた評判や口コミをいくつかご紹介します。

住友不動産販売の評判や口コミは、ツイッター、口コミサイト、2chなどの掲示板にも投稿されていますが、「やばい」と思われるような内容は見当たりませんでした。

同じ営業所内で情報が共有されておらずやばい？

確かに、情報共有のタイミングのズレによることが多いと思います。同じ営業所内でのやりとりが重複することは、たまにあることです。

ただし、他の営業担当者からの連絡が不安に感じるかもしれませんが、直接的な営業のメールが来た場合は、相手にその旨を伝えて、どの担当者と連絡を続けるかを確認するのが良いでしょう。

追加料金が発生しているのに説明があやふや

はっきり言って後悔。まず、設計とインテリアコーディネーターが別会社で委託してるから話がスムーズに進まない。話が伝わらなかったり間違ってる伝わったり…こっちは何度も打ち合わせ行かないといけなくなる。コーディネーターさんも住友不動産の人じゃないから、なんでも確認確認の時間が必要で、これまたスムーズにやり取りできないから大変すぎます。

設計料も他と比べるとかなり高い

仮契約といって100万振り込むよう言われた(これが本契約だった。詐欺まがい)

したいタイルが標準でできると聞いて契約したが、営業マンの勘違いで多額のオプションになると言われたりして、できると言われたものが悉く出来ないと後から言われる。

資金経過もずさんでいきなり200万300万不明金がでてきてかかりますって言われる。契約後にそんな言われて施主が負担しなきゃ行けないとかありえない。割引されても数十万)

しかも誤魔化そうとしていたように見えた。

話が通じない。危機管理ができてないからクレームが多発するイメージ。

社会人としてのお客様への配慮やくみとる力が欠けてる気がする。。

引用：e戸建て

関係会社との委託契約なので意思疎通にタイムラグが生じるのは仕方ないかもしれませんが、追加の請求に対して誠実な態度を見せてもらえないのであれば非常に不安になります。

この点の対応は不動産会社としての姿勢が問われると思います。

満額で申し込んだのに両手仲介を優先された

他社経由で満額で申し込みし１番手と言われましたが、１週間以上返事がなく、

返事が来たら弊社で客付けしたので言われ、購入できませんでした。

相変わらず両手狙いのくそ会社です。

引用：e戸建て

両手仲介とは売主と買主どちらも仲介することで、その分仲介手数料を2倍得られるという方法です。

満額で申し込みをしても断られ、その後自社で探した買主を優先して仲介する「不動産会社優位」な取引に憤慨されている方も多いようです。

チラシが連日入ってきた（現在は廃止）

当時はチラシが多かったのかもしれませんが、現在、住友不動産販売は郵送によるダイレクトメールを中止しているようです。

参考：すみふの仲介ステップ

住友不動産販売の評判（良い口コミ）

希望価格で売却できた

昨年年末に住友不動産販売さんにマンションの売却をお願いしたところ、恐ろしい速さで売れました。他の大手を含む不動産販売会社４社とも面談しその中で提示された最も高い価格で住友さんに依頼しました。当初難しいと言われていた上限価格なのにほぼ言い値で売れました。本気になって頂いた住友のご担当者さんに感謝です。

引用：e戸建て

営業者の対応が良かった

私が千葉でマンションを購入した営業さんは、いい意味でざっくばらんでとても対応がよかったです。グイグイ営業してくるというより、会社の方針で仕方なく言いますけど、ここは自分もいらないと思います、などとぶっちゃけてくれました。
きれいごとで埋めるより、デメリットも話してくれる営業の方がよいですよね。

引用：e戸建て

安心して任せられる

売却に関する対応だけでなく、各担当者への感謝の声が特に多く見られました。

住友不動産販売とは

まずはじめに、住友不動産販売の特徴について解説します。住友不動産販売は、東京都新宿区に本社を置く「住友不動産株式会社」が運営する、大手の住まいに関する総合サポートサービスです。今回ご紹介する不動産売却はもちろん、物件購入や賃貸物件の貸し出し、土地探しなど、幅広いサービスを提供しています。

売却金額の相場や購入希望者の条件を絞って検索できる機能もあり、早期売却を支援する「ステップオークション」の導入など、大手ならではの充実した売却体制が整っています。

住友不動産販売の仲介実績は？

公益社団法人不動産流通推進センターが発表した2023年の不動産仲介の取扱高・仲介件数などのデータは以下の通りです。

参照：公益社団法人不動産流通推進センター　2023年不動産業統計集

住友不動産販売は、仲介の取扱高において3位という高い実績を誇っています。2位の東急リバブルとは接戦を繰り広げ、毎年2位と3位を争っています。

浜崎編集長 価格の妥当性や信頼性も高く、営業マンも熱心に取り組んでくれるため、希望条件に合った買主を見つけやすいでしょう。

住友不動産販売の顧客満足度は？

ここからはオリコンが実施した仲介会社の顧客満足度ランキングを購入編と売却編に分けてご紹介します。

【購入編】不動産仲介会社顧客満足度ランキング

出典：おすすめの不動産仲介 購入のランキング・比較

住友不動産販売の売却部門における顧客満足度では、戸建てで3位にランクインしています。マンションに関しては、上記の表には記載されていませんが、11位で71.5点という評価でした。

【売却編】不動産仲介会社顧客満足度ランキング

出典：おすすめの不動産仲介 売却のランキング・比較

住友不動産販売の売却部門における顧客満足度は、戸建て部門で8位、マンション部門で10位、土地部門で6位と、それぞれ上位にランクインしています。

住友不動産販売の年収

住友不動産販売の年収は、リクナビネクストによると平均で901万円、20代後半の平均年収は768万円となっています。

日本の20代後半の平均年収は女性が369万円、男性が420万円であることを考えると、住友不動産販売の年収はかなり高いと言えます。

つまり、平均の倍近くの年収を得られるのは、豊富な「案件の多さ」が大きな要因です。大手不動産会社の系列に属しているため、担当できる案件数が安定しており、大手ならではの充実した育成支援も受けられます。

これにより早期にスキルアップし、実績を確実に積み上げることができ、その結果が給与や賞与にも反映されていると考えられます。

住友不動産が不動産売買で入札制度を導入！キックバックの悪習がなくなる？

住友不動産では、新たに「ステップオークション」という仕組みを導入しました。

この仕組みは、従業員のキックバック対策として導入されたとの声もありますが、実際にどの程度の影響があるかは明確ではありません。

しかし、これを機に一般の不動産所有者にとって利益となることが期待され、新制度には歓迎の声が多いようです。

元トップ営業マンが本を出している？

住友不動産販売で新人1位を獲得した元トップ営業マンの不動産芸人が、2023年6月に本を出版し話題となっています。

この本には、トップ営業マンならではの視点から得られる知識が満載の不動産情報が詰まっています。

参考：PRTIMES

住友不動産販売はやばい？過去に不祥事があった？大量退職している？

住友不動産販売をGoogleやその他の検索サイトで検索すると、「不祥事」や「大量退職」といった関連キーワードが上がります。

実際のところそのような事実があったのか、また離職率はどの程度なのか調べました。

住友不動産販売で大量退職？真相は

2019年に経営陣が刷新された住友不動産ですが、その1年後の2020年4月から2021年9月までの間に、約300件を超える社内処分が行われました。

旧経営陣の時代では処分されなかったような小さなミスも処分の対象となり、社内処分の方針が変わったと話題になりました。

経営陣が厳しい処分を課すことで社員の引き締めや不祥事の抑制を図っていると見られますが、その一方で現役社員は自分がいつ処分されるか分からないという不安を抱え、居心地が悪く感じる可能性も高いです。

このような背景から、大量退職が起こるのではないかとの懸念や、住友不動産販売の不祥事の基準について検索する人が増えているのだと思われます。

参考：デイリー新潮

住友不動産販売の離職率

住友不動産販売では、男性社員の10年以内の離職率が68.4%、女性社員が68.9%となっており、これは建設業の平均離職率（約20%前後）を大幅に上回る数値です。

主な原因としては、ワークライフバランスの不備や、営業個人に対する月予算のプレッシャーが過度であることが挙げられています。

こうした高い離職率から、「評判が悪い」や「やばい」といったイメージがついてしまっているのも事実です。

住友不動産販売の仲介手数料・値引き・割引

続けて、住友不動産販売で家を売却した場合に発生する仲介手数料についてご紹介します。

住友不動産販売の仲介手数料

一般的に、不動産売却にかかる仲介手数料は明確な金額が設定されていないことがほとんどです。これは、仲介手数料自体に法律で定められた上限金額が設定されているためです。

住友不動産販売でも同様で、物件の売却金額に応じて、法定の上限金額が適用されるのが通常です。また、仲介手数料の他にも、取引成立後に追加で費用が発生する可能性があることに注意が必要です。

仲介手数料の値引きや割引はある？

住友不動産販売では、基本的に仲介手数料の値引きや割引サービスは提供していません。不動産売却を検討する方は、高額な仲介手数料を少しでも安くしたいと考え、値引き交渉や割引の適用を希望することが多いです。

一般的に、住友不動産販売では値引きが難しいですが、場合によっては割引が適用されることもあります。対象となるのは、住友不動産が提供する新築物件や分譲マンション、注文住宅など、住友不動産が管理している物件です。

この場合、売却成約時に発生する仲介手数料が10%割引されることがあります。しかし、現在の開催状況について公式サイトには記載がないため、事前に問い合わせが必要です。参考程度にご覧ください。

住友不動産販売で不動産売却をするメリット

ここまで紹介した特徴や口コミ、仲介手数料についての内容を踏まえたうえで、住友不動産販売で家を売るメリットをご紹介します。

売却保証サービスがある

住友不動産販売の売却保証サービスとは、売りに出した不動産物件が一定期間内に買主が見つからない場合に、不動産会社が買取を行うサービスです。

これにより、物件が長期間売れずに困ることがなく、一定の金額が確保できます。最初の段階で売却保証サービスの契約を結ぶため、いずれにせよ「売れること」が前提となるのもメリットです。

住友不動産販売では、初期段階での売却価格は査定価格の約115%ですが、その後2〜3ヶ月目には105%になり、売却保証適用時の価格は査定額の約90%になります。

店舗が全国展開されているので地方の方でも安心できる

住友不動産販売は、全国に約270の直営店舗を展開する大手不動産会社です。

また、全国展開しているということは、店舗ごとにサービスに偏りがないことの証明にもなります。

全国に展開するには、運営体制やサービス内容の統一が必要であり、一般的なフランチャイズと比べて安定性が高いのも、住友不動産販売の大きなメリットです。

マンツーマンでの営業体制で相談がしやすい

住友不動産販売では、家を売りたい方に対してマンツーマンで対応しています。取引の開始から売却完了まで、すべてのプロセスを担当者と1対1で行えるため、安定したサービスが受けられるのがメリットです。

契約開始から引き渡しまでの対応はもちろん、アフターフォローに関する相談も同じ担当者が対応します。

売却の過程で受けられるサービスが充実している

住友不動産販売では、売却を依頼中にもさまざまなサービスを提供しています。

また、マンションの場合は掃除や草刈りなど、物件をより美しくするためのサービスも利用できます。

さらに、物件を新築のように美しく整え、購入意欲を引き出す「ホームステージング」も注目されています。ホームステージングでは、お客様層やエリアごとの特徴に合わせて物件をコーディネートし、売却物件の魅力を高めることができます。

住友不動産販売の営業は最悪？不動産売却の注意点

不動産売却を検討する際には、豊富なメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。

後々「失敗だった」と感じないために、住友不動産販売で家を売る際の注意点を3つご紹介します。

仲介手数料の値引きがしづらい

仲介手数料に関しても、大手ならではのしっかりとした金額設定がされているため、値引きが難しくなっています。

割引サービスが適用される場合もありますが、一般的には上限金額がそのまま仲介手数料となることが多いです。

担当者がきつい？当たり外れがある？

口コミでも指摘されているように、担当者の対応が必ずしも「当たり」でない場合があることは覚えておくべきです。

住友不動産販売に限らず、担当者が自信過剰だったり、押しが強かったりすることもあります。こうした場合、合わないと感じることもあるかもしれません。

マンションの売買事例が少ない

住友不動産販売ではマンションの売却にも対応していますが、売買事例が少ないため、比較対象となる情報が不足しがちです。エリア外の事例や古い事例が多く、事前に把握したい査定相場に必要な情報が不足することがデメリットです。

まとめ

今回は、住友不動産販売が提供する不動産売却だけでなく、物件の購入や賃貸物件の取り扱いに関する多彩なサービスについてご紹介しました。数多くの不動産サービスの中で、住友不動産販売が気になる方もいらっしゃるかもしれません。

本記事では、住友不動産販売の特徴や仲介手数料、売却のメリットと注意点、さらに実際に利用した方々の口コミを合わせて解説しました。

不動産売却を検討している方や、複数の選択肢から実際に売却を依頼する際の参考として、今回の情報が少しでもお役に立てれば幸いです。