オープンハウスは誰でも受かるは嘘？頭がおかしいと言われる噂や年収・離職率を調査！

入社5年目で平均年収1,000万円を超える※という実績を持つハウスビルダー、オープンハウス。この企業は、若い社員が多く、エネルギッシュな社風が特徴的ですが、就職や転職先として検討する際に注意すべき評判があることも事実です。

「ブラックすぎる」「スカウトされたけど就職活動どころではなかった」といった噂がささやかれるオープンハウスの実情とは一体どうなのでしょうか？

オープンハウスは誰でも受かるって本当？口コミ｜5ch（2ch）・X（旧Twitter）

就職注目企業ランキングの上位で驚き

このランキングの出典は明らかではないものの、ダイヤモンド・オンラインが実施した「文系学生が選ぶ、就職注目企業ランキング2023」では、オープンハウスが2位を獲得しています。

ブラック企業と噂される一方で、大学生からの関心や注目が高いことも事実です。

オープンハウスの熱量に好感を持った

オープンハウスの熱量には物申さずにはいられないよ。

本気の社会人ってああいう人たちのことを言うんじゃないのかね？将来の持ち家需要の減少トレンドとか、そういう小賢しい理屈抜きに、自分の売りたいものを売るっていう、あんな馬力と気は俺も身につけたいとは正直思ってるが。

引用：5ch

社風に関しては個々の好みによる部分が大きいため、体育会系の雰囲気が好きな人や、成果主義の社風を求めている人にとっては、オープンハウスが理想的な職場となるでしょう。

リクナビ2024に掲載された社員インタビューでは、「一生懸命に仕事に取り組む姿勢を全力で応援してくれる会社であり、熱意を持って働ける環境はオープンハウス以外にはなかった」と語り、それが入社の決め手になったという声もありました。

SNS戦略が上手なイメージ

オープンハウスのInstagramは主に家づくりに関する内容が中心ですが、一方でTikTokは就活生をターゲットにした内容が特徴的です。

特にTikTokでは、現役社員が自身の収入や転職体験についてリアルに語る投稿が目立ちます。若い世代の社員が多い点も印象に残りますね。

堅調に売れている営業がとにかく多い

オープンハウスといえば営業手腕にすぐれたトッププレイヤーばかりに目が行きがちですが、そこそこの実績を確実に積み上げる堅調な営業マンの数が非常に多い点も注目です。

成果に見合う報酬が得られるのでやりがいがある

入社当初から様々な機会を与えられる。きついと思うことがあっても、成果を出せばそれに見合った報酬が得られるため満足度は高いと思う。

住宅購入というライフプランにおけるお客様の一大イベントに介在できることに働きがいを感じる

引用：OpenWork

就活サイトに掲載されている社員の口コミによると、オープンハウスでは年齢や社歴に関係なく、昇給や昇格の機会が多く、成果が正当に評価される点が特徴です。

特に注目すべきは、最高年収が2,000万円に達することや、20代でマイホームを購入する社員が53％に上るという高い水準です。

オープンハウスの就活はやばい？【採用実績・離職率】

オープンハウスの就活はやばい？採用実績

リクナビ2024で公開している採用実績校は下記のとおりです。

オープンハウスは難関大学から中堅大学まで幅広く採用していることがわかります。一見、学歴が重視されるように思えるかもしれませんが、上記に掲載されているのは採用実績の一部に過ぎません。

また、募集要項には学部不問でスキルや知識不要と記載されています。書類選考をせず、面接重視（人柄重視）で選考を行っていることからも、「就活先として選ぶには敷居が高くてやばいのでは」と感じる必要はないでしょう。

オープンハウスは誰でも受かる？就職難易度

続けて、過去3年間の新卒採用実績を見てみましょう。

過去3年間のデータを見ると、オープンハウスの採用人数は年々増加しており、2021年や2022年には予定採用人数（201〜300名）を上回る人数を採用している点が注目されます。

また、書類選考を行わず面接のみで採用試験を実施していることや、中途採用の9割以上が未経験者であることから、就職難易度はそれほど高くないと考えられます。

オープンハウスの離職率

口コミでも取り上げられているように、オープンハウスの離職率について公式に公開されているデータによれば、入社3年での社員定着率は約7割です。言い換えれば、入社3年以内の離職率は約3割に達しています。また、2022年9月期の集計による「新卒採用者自己都合離職率」は3年累計で45.4％となっています。

オープンハウスの年収・賞与・昇給昇格・インセンティブ

就職や転職を検討する際には、オープンハウスの口コミや評判を把握しておくことが重要ですが、すべての情報が真実であるとは限りません。

ここからは、オープンハウスの報酬や社風についてさらに詳しく見ていきましょう。まずは年収や賞与、昇給・昇格に関する情報から始めます。

オープンハウスの新卒営業の初任給はどうなのか？年収の推移についても注目してみましょう。オープンハウスの新入社員の給与体系は以下のとおりです。

参考：オープンハウス公式

そして、新入社員の年収推移については下記の通りです。

引用：オープンハウス公式

中途社員の平均年収・最高年収

中途採用では営業系総合職の募集を行っており、新入社員の営業職と同様に月給330,000円＋賞与が支給されます。

中途社員の年収の推移については、以下で詳しく見ていきましょう。

※中途営業社員の給与推移

日本の平均年収が441万円※1とされていることを考えると、オープンハウスの給与は非常に高水準であると言えます。不動産業界の中でも特に高い水準です。

さらに注目すべきは、上記の年収推移がトップ営業職のものではなく、あくまで平均的な営業職のデータである点です。平均的な営業職でも、5年目の平均年収は1,025万円に達しています。

※1国税庁2018年分民間給与実態統計調査結果

営業未経験者でも成果を上げられる体制・仕組み

オープンハウスには、新入社員はもちろん、中途社員の多くが不動産業界以外から転職しています。

未経験者でもなぜ成果を上げ、高収入を期待できるのかという点については、企業の方針に従って努力を続けることで、短期間で成果を出せる仕組みが整っているからです。

さらに、成果と報酬が連動している点もオープンハウスの大きな強みです。

年2回の賞与と年4回の昇給・昇格機会

オープンハウスでは、6月と12月の年2回、賞与が支給されるほか、年4回の社員表彰式においてインセンティブが授与されます。

また、この年4回の表彰式では、昇給・昇格の機会が設けられている点も注目すべきポイントです。

オープンハウスがブラックすぎるは嘘？【残業・福利厚生・研修】

残業は少ない？働き方改革による平均退社時間

中途社員を対象にした社内アンケートの結果、6割以上の社員が20時には退社していることがわかりました。

リクナビ2024に掲載されている勤務時間は、営業職の場合9:00〜18:00（所定労働時間8時間、休憩60分）です。

20時に退社する場合、一人あたりの勤務時間は10時間となり、約2時間の残業が発生している可能性があります。

研修や支援制度による人材育成

オープンハウスでは、社員一人ひとりのスキルアップを図るために、研修や各種資格支援を積極的に行っています。入社年次や等級に応じたさまざまな研修が用意されており、これは社員の成長だけでなく、会社全体の成長にも寄与しています。

主な支援制度は以下の通りです。

※参考：オープンハウス公式

特に資格取得支援制度では、会社が指定する56種類の資格取得に対して最大100万円の報奨金を支給している点が注目されます。

また、事業運営上必要な資格については、更新費用も会社が支給してくれます。

充実した福利厚生

オープンハウスでは、通勤手当や休日・休暇手当に加え、社員の家庭環境に応じた充実した福利厚生を提供しています。以下はその一例です。

※参考：オープンハウス公式

出産手当については、勤続5年以上の社員を対象に支給され、第一子に対して20万円、第二子に対して30万円、第三子には100万円が支給されます。

また、住宅支援制度では、住宅購入を支援するために上限200万円の支援金が支給されます。

オープンハウスはなぜ頭がおかしいといわれる？ブラックすぎる口コミ｜5ch（2ch）・X（旧Twitter）

まずは、オープンハウスに関する悪い口コミや評判を5ch（2ch）やXからピックアップしました。特に「ブラックすぎる」「頭おかしい」といった噂が目立ちますが、それぞれの事実確認や検証を進めていきましょう。

オープンハウスの営業マンが路上営業している

オープンハウスの営業マンが駅や繁華街で路上営業を行っている様子を目にしたことがある人も多いでしょう。これはもはやオープンハウスの特徴的な営業スタイルとも言えますが、就活生がその様子を見れば「オープンハウスは大変かも」と思うのも理解できます。

実際、オープンハウスの営業マンにとっても、路上営業は気が滅入る業務であるとされています。しかし、積極的な路上営業を通じてスキルを磨き、若くして営業部長に昇進した社員もいます。

出世が早い＝離職率が高い？

オープンハウスは公式に「入社3年後の離職率は27.5％」と公表しています。つまり、入社3年後の社員定着率は7割以上であり、一般的な企業と比べても平均的な数字と言えます。

参考：オープンハウス公式

オープンハウスの営業マンが電話で詰められている様子を見た

電話での厳しい対応を聞けば、パワハラを連想する人が多いでしょう。

一部の情報メディアでは、恫喝とも取れる指導が行われていたと報じられ、また内定研修の音声が流出したことで「これはパワハラでは？」と議論を呼んだこともありました。

参考：My News Japan

これらの情報は2019年、2020年頃のもので、現在のオープンハウスの状況については異なるかもしれません。オープンハウスは社員の熱量が高いことで知られていますが、パワハラの実態について気になる人も多いでしょう。

【オープンハウスのコンプライアンス・ホットライン通報件数】

引用：オープンハウス公式

社内での通報件数を見てみると、ハラスメント関連の通報件数が年々減少していることがわかります。

軍隊のような朝礼だった

朝礼凄かったよ
まさに軍隊
帰りはいつも終電ギリ、懐かしいな

引用：5ch

元社員による貴重な口コミがいくつか寄せられています。実際、オープンハウスの社風が合わずに退職した社員もいるようです。

関連する口コミによると、オープンハウスでは全員で大縄跳びをする研修があるとのことです。元オープンハウス社員が出演したYouTube動画によれば、この研修の目的は「宣言した回数を達成するまで続ける」ことにあるようです。

オープンハウスは嘘つき？休業日なのに営業メールが届いた

オープンハウスのメールは基本迷惑メール行きなんだけど久しぶりに迷惑メール見るとオープンハウスから◯月◯日は振替休日の為お休みいただきますってメールが来てたのに、

その該当日にも普通に営業メールが来ててワロタ

引用：5ch

休業日にも関わらずメールが届くということは、休日出勤の可能性も考えられます。一部の記者によると、「オープンハウスの大卒新入社員が入社3年目に過労で死亡した」という情報もありますが、その真偽については確認が必要です。

とはいえ、現社員の口コミによれば、「最近の就業規則改定により、申請なしでの休日出勤は禁止されるようになった」とのことです。

オープンハウスのハードワークが心配される一方で、PCが一定時刻になると使えなくなるため、居残りができないシステムが導入されています。

大半の社員が19時半までに退社しており、メリハリのある働き方ができる環境が整えられているようです。

オープンハウスの年収に嘘はない！社風とやりがい

オープンハウスの社風や人事、評価に関しては、出世や離職率に大きな影響を与える要素となります。一部で「ブラックすぎる」「頭がおかしい」といった噂もありますが、実際の社風はどうなのでしょうか。

熱意を持った社員が多い

就職サイトによると、オープンハウスには以下のような社風があるとされています。

このように、社員一人ひとりが熱意を持って業務に取り組んでいる様子がうかがえます。

熱心な働き方が「やりすぎ」と見なされることもあるかもしれませんが、社員の努力や本気を応援する社風が、頑張る原動力となっているようです。

年功序列ではない正当な評価・適正な報酬・抜擢人事

オープンハウスは年功序列を廃止しており、年齢に関係なく実力と成果に基づいて昇進や報酬が決まります。

そのため、若くして責任ある役職に抜擢されることもあり、入社から2〜3年で年収1000万円に到達する社員もいます。

嘘ではない！年収1000万円～2000万円が目指せる報酬体系

オープンハウスでは、実力次第で年収1000万円から2000万円も可能な給与体系が整っています。大手ハウスメーカーでは、年収1000万円に到達するのは勤続年数や成果によって可能ですが、それ以上の額を得るのは難しいです。

しかし、オープンハウスでは、売上に応じて収入が増える仕組みがあるため、成果を上げれば上げるほど高収入を得ることができます。

厳しい環境やノルマがあるものの、その分の報酬がしっかりと支給されるため、成果を出すことが強いモチベーションとなるでしょう。

オープンハウスとは

オープンハウスは創業からまだ3年と比較的新しい企業ですが、実際には戸建ておよび米国不動産の販売を手がける子会社であり、その親会社である株式会社オープンハウスグループは大規模な企業です。

2023年3月末時点で、グループ連結の資本金は201億163万円、従業員数は4,435名に達しています。

創業25年で不動産業界5位に上り詰めた実績

オープンハウスの売上高は、2022年9月時点で9,526億円に達し、2023年には短期目標である売上1兆1,000億円超えが確実視されています。以下はこれまでの売上推移です。

参考：オープンハウス公式

設立から16年で東証一部上場を果たし、現在では不動産業界で5位の売上高を記録しています。

この急成長ぶりは顕著で、日本国内の不動産業界全体の市場規模が約45兆円で、成長率が約7％であるのに対し、オープンハウスの直近8年間の成長率は30％以上に達しています。

この成長率の高さは、日本国内でも際立ったものであると言えるでしょう。

東京に家を持つニーズを叶える会社

オープンハウスは、戸建て分譲事業や海外投資事業を展開しています。特に「東京に家を持つ」をビジネスモデルとして掲げ、顧客のニーズに合わせた家づくりに注力しているのが特徴です。

三栄建設買収で話題に

オープンハウスは、これまでにいくつかの関連事業を買収して子会社化してきました。そして、2023年8月から9月にかけて株式会社三栄建築設計のTOB（株式公開買付け）を実施し、完全子会社化する予定です。この動きは大きな注目を集めています。

参考：東洋経済

まとめ

オープンハウスの年収や出世スピード、売上の伸びなどを見ると、そのダイナミックな成長ぶりは「良い意味で頭がおかしい」とも言えるでしょう。