- 「建売住宅にすればよかった?」後悔エピソードを綴ったブログをピックアップ!
- 注文住宅で後悔する理由を詳しく解説
- 建売住宅を選んでよかったと思えるメリットを紹介
夢のマイホームを手に入れる際に、「注文住宅と建売住宅、どちらが自分にとってベストな選択なのか?」と頭を悩ませる方は多いのではないでしょうか。
注文住宅は、一から自分好みの家を作り上げる楽しさが魅力ですが、建売住宅はコスト面でのメリットが大きいものです。
しかし、注文住宅で念願の家を建てたものの、実際に暮らし始めてから「建売住宅にすればよかった…」と後悔するケースも少なくないようです。
渡邊編集者
小島解説員
しかし、その自由度の高さゆえに、打ち合わせにかかる時間や手間が大きく、予算を超過することも多々あります。一方で、建売住宅はすでに完成されたものを購入するため、手間が省けるだけでなく、コストを大幅に抑えることができるという大きな利点があります。
この他にも、建売住宅を選ぶ理由にはさまざまな要因があるようですので、これらを一つひとつ詳しく掘り下げていきたいと思います。「買って良かった」と思えるようにぜひ参考にしてみてください。
「建売住宅にしておけばよかった」と後悔する理由10選
渡邊編集者
小島解説員
- 間取りが不便で生活に支障を感じた
- 土地探しに時間がかかってしまった
- 完成後にイメージと異なり、期待外れになった
- 資産価値が下がるリスクがあった
- 予算が大幅に超過した
- 注文住宅よりも魅力的な建売を見つけた
- 知人にマウンティングと捉えられてしまった
- 決定すべき事項が予想以上に多かった
- 打ち合わせの回数が多すぎて負担に感じた
- 完成までに時間がかかるうえ、打ち合わせの開始が遅かった
間取りが不便で生活に支障を感じた
間取りやご近所との住宅の位置関係について嫌気がさしてきました。
最初は納得して買ったはずなのに、日々同じ分譲地内の他のお宅が良くみえてきてしまいます。
引用:発言小町
建売住宅は変更するのが大変だから間取りは、妥協しなかった!!
でも住んで後悔した
間取りが実際の生活に合わず、動線が不便だと感じることがあります。
例えば、キッチンやリビングの配置が使いにくかったり、収納スペースが十分でない場合、日常の家事や生活にストレスが生じることがあります。
特に注文住宅の場合、自分たちの理想に基づいて間取りを決めるものの、完成後に実際の使い勝手に不満を感じるケースも少なくありません。
土地探しに時間がかかってしまった
土地を探すところから、家づくりをはじめたのですが、なかなか良い土地は見つかりません。
夜中まで土地の検索サイトを毎日巡って、さまざまな条件で検索を繰り返していました(笑)
引用:ともぞブログ
注文住宅を建てる際、多くの場合、土地探しから始める必要があります。分譲地という選択肢もありますが、そこには建築するハウスメーカーが指定されている場合が多く、自分でハウスメーカーを選びたい場合は土地探しも難航することがあります。また、土地購入にはハウスメーカーとは別に契約し、ローンを組む必要があります。
完成後にイメージと異なり、期待外れになった
注文住宅は、建ててみないと完成形が見えず、期待外れの部分もある
引用:家しごと。
建売住宅の場合、完成した家を実際に見てから購入を決めることができるため、イメージ通りの住まいを手に入れる可能性が高いです。しかし、注文住宅の場合は、間取りや仕様、内外装などを一から自分で決めていく必要があり、そのためにはかなりの想像力を働かせることが求められます。
ハウスメーカーによっては、CGなどでイメージ画像を提供してくれることもありますが、たとえそのような画像を見ても、実際に完成した家を目にしたときに「思っていたのと少し違う」と感じることは避けられないかもしれません。
渡邊編集者
資産価値が下がるリスクがあった
こだわりすぎて変な間取りになってしまった(売却時に困るかも?)
引用:家しごと。
注文住宅の自由な間取りや内外装は魅力ですが、将来の売却時に資産価値が下がる可能性があります。個性的なデザインや間取りは、購入希望者が限られるため、資産価値が減少することがあります。
渡邊編集者
予算が大幅に超過した
実際に工事が始まると、追加費用が続々と発生したんだって。
例えば、地盤が弱かったので補強工事が必要だったり。希望する素材や仕上げが高かったり。
変更や修正が多かったり。結局、見積もりよりも約2000万円も高くなってしまったとか
注文住宅では、初めに提示された概算から設備の変更やオプション追加によって、予算が大幅に膨らむことがあります。最終的には百万円単位で予算が変動することもあり、材料費の高騰などで意図しない予算オーバーも起こりがちです。
渡邊編集者
注文住宅よりも魅力的な建売を見つけた
注文住宅を建てるために選んだ土地のすぐ近くに、最後まで迷った建売住宅が建っています。
その建売住宅は設備やデザインが注文住宅のように凝っていて(食洗器付き、土間収納やカウンターなども充実)、駅からの距離などに関してもうちとほぼ条件が一緒なのに、価格はうちより安かったです。
引用:家しごと。
建売住宅の中には、高品質な設備や好立地の物件もあり、コスト面で優れていることがあります。注文住宅を選んだものの、建売住宅の方が良い条件だったと気づくこともあります。平米数が同じでも、建売住宅の方が価格が安い場合も多く、最初から建売住宅にしておけば良かったと後悔することもあるでしょう。
知人にマウンティングと捉えられてしまった
注文住宅を建てることで自慢したり見栄を張ったりしたつもりはなかったそうなんだけど、
周囲からはそう思われてしまったようで。。
特に同じマンションに住んでいたママ友からは嫉妬や反感を買っちゃったみたい。
注文住宅を建てると、嫉妬や反感を買うことがあるようです。これは注文住宅に限らず、マイホーム取得に関しても同様です。ネット上では建売住宅を「みじめ」「貧乏人」と軽視する意見もありますが、それは偏見に過ぎません。設計のプロが手掛ける建売住宅も選択肢の一つとして賢い選択です。
決定すべき事項が予想以上に多かった
【注文住宅】で家づくりを計画するのは決める事が本当にたくさんあって大変です。
大きなことから小さなことまでイチから自分達で計画していくわけです。
引用:WAGAYAblog
注文住宅では、内外装や仕様を細かく決める必要があります。どのメーカーを選ぶか、コンセントの位置など、選択肢が非常に多く、決める作業は膨大です。
渡邊編集者
打ち合わせの回数が多すぎて負担に感じた
家づくりの1回の打ち合わせは2時間~3時間。長時間なので1回行くだけでどっと疲れるわけですが、その打ち合わせを10回~20回繰り返します。
引用:主婦のおうち時間
決めごとが多い分、打ち合わせも頻繁に行う必要があります。数十回に及ぶ打ち合わせは、スケジュールの調整や時間の確保が大変です。早く新生活を始めたいと考えている人には、もどかしく感じることもあります。
渡邊編集者
完成までに時間がかかるうえ、打ち合わせの開始が遅かった
注文住宅の契約後の対応について 注文住宅契約後の対応が悪い気がします。 依頼した事項に対しての対応がとにかく遅いです。
引用:YAHOO!不動産
稀に、契約後の対応が遅れることもあります。注文住宅の契約から引き渡しまでには、多くのステップがあり、1年ほどかかることが一般的です。建売住宅のように短期間で入居できるわけではありません。
渡邊編集者
建売住宅を選ぶ際のメリット10選
注文住宅で後悔したという話を耳にすることがありますが、では、建売住宅を選んだ人たちはどう感じているのでしょうか?「建売を買って良かった」と思っている人は少なくありません。後悔しない選択をするためにも、建売住宅のメリットとデメリットを理解しておくことが大切です。
- 土地と建物がセットで購入できる安心感
- 完成済みの住宅を見て選べるのでイメージとのズレが少ない
- 打ち合わせ不要ですぐに入居可能
- 予算オーバーの心配が少ない
- プロが設計した構造だから安心
- コストを抑えた上でデザイン性も重視できる
- 周辺環境やインフラが整備されていることが多い
- 安心の品質保証
- アフターサービスは注文住宅と同等の内容
- 土地の資産価値が下がりにくい
土地と建物がセットで購入できる安心感
建売住宅は、ハウスメーカーや不動産会社があらかじめ用意した土地に建てられているため、購入する際には土地と建物がセットになっています。これにより、土地探しの手間が省けるだけでなく、土地と建物を別々に住宅ローンを組む必要がないため、資金計画がシンプルになります。
完成済みの住宅を見て選べるのでイメージとのズレが少ない
多くの建売住宅は、すでに完成した状態で販売されています。
そのため、実際の建物を目にしてから購入を検討でき、イメージとのギャップを感じるリスクが少なくなります。たとえ着工前の建売住宅であっても、設計や仕様がすでに決まっているため、完成後の姿を具体的にイメージしやすいでしょう。
打ち合わせ不要ですぐに入居可能
注文住宅は、土地探しや建物の設計、複数回の打ち合わせを経て着工するため、引き渡しまでに時間がかかります。
それに対して、建売住宅は売買契約が成立し、住宅ローンの審査が通り次第、すぐに融資が実行されるため、入居までの期間が非常に短いです。引っ越しを急いでいる方や、お子さんの学校の都合、転勤などで早急に住宅が必要な方にとって大きなメリットです。
予算オーバーの心配が少ない
一般的に、建売住宅は注文住宅に比べて価格が安いことが多いです。
これは、打ち合わせや設計にかかる人件費が少ないこと、仲介手数料がかからないこと、さらに、同じ規格で複数の住宅を建てるために材料を大量購入でき、建築コストを抑えられるからです。そのため、注文住宅にありがちな「予算がどんどん膨らんでしまう」というリスクが少なく、予算内での購入がしやすくなります。
プロが設計した構造だから安心
建売住宅は、プロの建築士や設計士が考案した構造で建てられています。これにより、生活の動線や間取りがよく考えられており、実際に住んでからの不便を感じることが少なくなる傾向があります。プロの目が行き届いた設計は、安心して住める住まいを提供してくれます。
コストを抑えた上でデザイン性も重視できる
建売住宅はコストが抑えられる一方で、プロによるデザインや設備が選定されているため、デザイン性も高く保たれています。
これにより、予算内でスタイリッシュな住宅を手に入れることができます。
周辺環境やインフラが整備されていることが多い
建売住宅は、周辺環境やインフラが整備された場所に建てられていることが多いため、生活に必要な施設や交通手段が近くにある場合が多いです。
安心の品質保証
アフターサービスの内容は、ハウスメーカーや不動産会社によって異なりますが、建売住宅も建築基準法に基づき、第三者による確認や検査を経て提供されます。そのため、品質面でも安心して住むことができます。
アフターサービスは注文住宅と同等の内容
建売住宅と注文住宅のどちらを選んでも、住宅の基本構造部分(柱や屋根など)には、10年間の瑕疵担保責任が義務付けられています。
特約を付けることで、基本構造以外の部分にも20年間の保証をプラスすることが可能です。アフターサービスの内容は建売住宅も注文住宅もほとんど変わりませんが、建売住宅の方がコスト面で有利な場合が多いです。
土地の資産価値が下がりにくい
建売住宅でも注文住宅でも、建物の資産価値は築年数とともに減少しますが、土地に関しては価値が下がりにくい場合もあります。
特に、好立地にある建売住宅は資産価値を維持しやすく、将来的に売却や相続を考えている人にとって有利です。
建売住宅が向いている・向いていない人の特徴
小島解説員
まず、自分にとってどちらが合っているのかを知ることが、住宅選びの指針となります。建売住宅が向いている人、そして向いていない人の特徴を知ることで、迷っている人も自分に合った選択をする手助けとなるでしょう。
建売住宅が向いている人の特徴
1. 間取りやデザインに強いこだわりがない人
建売住宅は、あらかじめ設計や仕様が決まっているため、間取りやデザインを自由に選べるわけではありません。そのため、特定のデザインや間取りにこだわりがない人には最適です。
住宅のデザインよりも、住みやすさや実用性を重視する人に向いています。
2. 早めに新生活を始めたい人
建売住宅は完成済みの場合が多く、契約から1〜2ヶ月程度で入居できることが一般的です。仕事の都合や家族の事情で早めに新生活を始めたい人には、短期間で引っ越しが可能な建売住宅が適しています。
3. 限られた予算でマイホームを手に入れたい人
建売住宅は、注文住宅に比べてコストが抑えられる場合が多いです。設計や打ち合わせの手間が省かれるため、その分費用を抑えることができます。
予算が限られている中で、できるだけ効率的にマイホームを手に入れたい人にはうってつけです。
4. 土地を持っておらず、立地を重視したい人
建売住宅は、ハウスメーカーや不動産会社が選んだ土地に建てられるため、立地が良いことが多いです。
特に、利便性の高いエリアで生活を考えている人にとっては、すでに土地が確保されている建売住宅が最適な選択肢です。
建売住宅が向いていない人の特徴
1. 外装や内装まで細かくこだわりたい人
建売住宅では、デザインや仕様があらかじめ決まっているため、自分の好みやライフスタイルに合わせて細部にこだわることが難しいです。
外装や内装に強いこだわりがある人は、注文住宅の方が満足度が高いでしょう。
2. 家づくりに時間をかけても良い人
注文住宅は、土地探しから設計、打ち合わせ、建築まで多くの時間を必要とします。
そのプロセスを楽しみ、時間をかけて理想の住まいを作りたい人には、注文住宅が向いています。
3. すでに土地を持っている人
土地をすでに所有している場合、建売住宅は適していません。既存の土地に自分の理想を反映させた家を建てたいなら、注文住宅が選ばれるべきです。
4. 希望のハウスメーカーや工務店が決まっている人
特定のハウスメーカーや工務店に依頼したいという希望がある場合も、注文住宅が向いています。自分のこだわりを最大限に反映させるためには、オーダーメイドの住宅が理想的です。
建売住宅とは?
建売住宅とは、完成済みまたは完成予定の住宅が、土地込みで販売されている住宅のことを指します。多くの場合、設計や建築が購入者が決まる前に行われるため、購入者は内外装を実際に確認したうえで購入を検討できます。
未完成の建売住宅と完成済みの建売住宅の違い
最近では、未完成の状態で販売される建売住宅も増えてきています。
未完成の建売住宅には、建築過程を確認できるというメリットがありますが、最終的な費用が変わる可能性があるため、契約前にしっかりと確認が必要です。一方、完成済みの建売住宅は、入居後のイメージがしやすく、すぐに新生活をスタートできる利点があります。
建売住宅と分譲住宅の違い
建売住宅も分譲住宅も、「建物と土地がセットになっている」という点では共通していますが、売り出し方に違いがあります。
分譲地に建てられた住宅を分譲住宅と呼び、まとまった土地を分割して同じような規格の家が建てられているのが特徴です。分譲地に建売住宅が建てられることもあるため、厳密には大きな違いはありません。
自由度と予算をバランスよく求めるなら「セミオーダー住宅」という選択肢も
予算の都合で、建売住宅を選ぶしかないと感じている人には、セミオーダー住宅という選択肢もあります。
セミオーダー住宅は、完全なオーダーメイドではないものの、決められた範囲内で間取りや設備を選ぶことができるため、予算を抑えつつカスタマイズが楽しめます。また、完全オーダーメイドの注文住宅に比べて、打ち合わせの回数も少なくて済むため、時間と手間を節約することが可能です。
まとめ
「建売住宅にすればよかった」「注文住宅にすればよかった」という声はどちらも存在します。
どちらが正解というわけではないので、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較し、自分のライフスタイルに最も適した住宅を選ぶことが重要です。